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<用語解説>

射出成型 Injection Molding

 プラスチック(熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂)などの代表的な成形加工法。一般には、熱可塑性樹脂が多用されるが、軟化する温度(ガラス転移点温度)に加熱したプラスチックを金型に射出圧力を加えて注入、充填し成形する。一定時間の冷却の後に金型から取り出すことで金型の形状を転写した成形品が得られる。他に押出成形、中空成形、圧縮成形、熱成形などの方法もある。熱可塑性樹脂の成形は、樹脂をガラス転移温度より高い温度に加温し軟化させ、樹脂温度に比べ低温(100?200℃)の金型に入れて冷却、固化させる。比較的短時間(数秒?数十秒)で成形できる長所をもつが、熱可塑性樹脂は分子量が大きいために粘度が高く、高速・高圧充填を必要とし成形機の設備が複雑になる。

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