＜用語解説＞

収差図 Aberrarion Diagram

　光線がレンズを透過した後、近軸焦点面あるいは評価面でどのように集光するかを表示した図。理想的な点あるいは基準光線と実際にレンズを通った光線との差を瞳座標または画角を基準として表示する。球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差、色収差、波面収差、像面湾曲などの収差を表した図であり、表示の仕方はそれぞれ統一されている。この他にレンズの性能を表示する図としてスポットダイヤグラム、点像強度分布、MTFがある。レンズ設計は、収差図を参照しながら、各収差の形を所定の形、あるいはできるだけ小さくするように行なう。

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