レーザプリンタではポリゴンミラーを回転させてレーザビームを走査している。ポリゴンミラーはアルミ等を切削研磨した多面体反射鏡である。この面が副走査方向(走査と直角方向)に傾いていると走査位置がずれる。これを補正する光学系が面倒れ補正光学系である。ポリゴンミラーの前に第1のシリンドリカルレンズを設置し、副走査方向のみポリゴン面に集光させる。さらにfθレンズの後ろに第2のシリンドリカルレンズを配置し副走査方向のポリゴンミラー面を感光体面上に結像させる。このようにすると副走査方向においてはポリゴン面と感光体面が共役関係になり、ポリゴンミラーから反射したビームが副走査方向に角度を持っていても必ず感光体面上の同じ位置に結像するようになる。
<用語解説>
面倒れ Face Tangle Error
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