23（金）

4/23（金）雨　　　　　来場登録者数　3,273名

光エレクトロニクス技術の総合展示会「OPTRONICS WORLD 2010」2日目の来場登録者数は3,028名と、不況にも関わらず昨年を上回り、光業界のポテンシャルを示すものとなった。最終日となる本日も、会場は朝から多くの入場者で混みあっており、3日間の総来場登録者数も昨年を上回ることが確実視されている。
なお、次回の「OPTRONICS WORLD 2011」は、2011年4月20日（水）～22日（金）、パシフィコ横浜での開催が決定しており、出展社の募集を開始している。新たな展示会「赤外･紫外･可視光応用技術展」「光ファイバーEXPO」が加わること予定されており、更に充実した内容となる。すでに国内外企業より参加申込があり、一段と盛況となることが期待される。

USTRON（株）

レンズ設計・製造展　No. H-11

スパッタリング用ターゲット材

中国に本社と工場を置く同社は、スパッタリング用ターゲット材を安価に提供する。形状、純度、成分など、顧客の要望に応じるほか、銅、モリブデン、ステンレスといったバックプレーンも同時に提供する。

NHK放送技術研究所

VISION Japan　No. K-8

超高速度カメラ

最大100万枚/秒の撮影が可能な超高速度カメラを展示した。開発した30万画素CCDは、1画素あたり144フレームのメモリ機能を持っており、ここにデータを貯蓄することで、ボトルネックとなる高速でのリアルタイム転送が不要。なお、撮影速度が1000枚/秒以下ならば、リアルタイム転送による長時間撮影も可能となっている。

オーテックス（株）

レーザーEXPO　No. B-1

可視光光硬化樹脂

同社は、可視光で硬化する光硬化樹脂を開発した。ポリイミドの貼り合わせが可能なほか、30分以内で10cmも深部硬化するので、モールド剤としても使用できるなど、これまでのUV硬化樹脂には無かった特徴を持ち、様々なアプリケーションが考えられる。同社では他にも、硬化収縮率1%以下のUV硬化樹脂も開発している。

オプトエナジー（株）

レーザ－EXPO　No. L-2

外部共振器型
高出力半導体レーザモジュール

940～1070nmの領域において、狭線幅40pm、出力300mWを実現した、外部共振器型高出力半導体レーザモジュールを出展した。外部から任意の波長をロックして使用することが可能で、1台で様々な応用が可能。例えば488、532、515nmを発振するアルゴンレーザのリプレイス用途が考えられる。

（株）オプトクリスタル

レンズ設計・製造展　No. H-23

遠赤外線カメラレンズ向け
カルコゲナイドガラス

遠赤外線カメラのレンズ向けカルコゲナイドガラスは、従来のゲルマニウムレンズに比してゲルマニウムの使用量を大きく減らしており、コスト削減の可能性がある製品として注目されている。波長8～12㎛の領域で70%以上の透過率を実現しており、性能的にもそん色ないほか、ゲルマニウムレンズでは難しい80℃以上の高温下での使用も可能。

昭和オプトロニクス（株）

レーザーEXPO　No. G-23

波長355nm、出力30/60mWのCW固体レーザ

波長355nm、出力30/60mWのCW固体レーザを参考出品した。蛍光観察や分析用途として、より紫外寄りの光源を求めるニーズに応えた製品。空間モードTEM₀₀（M²＜1.2）、光ノイズ＜0.5%rms（10Hz～20MHz）となっている。今年末頃の発売を予定している。

(株)デンソー

レーザーEXPO　No. A-20

高出力アイセーフ帯（波長1.5㎛帯）
レーザダイオード

同社は車載レーダーの技術を応用し90W出力の高出力アイセーフ帯（波長1.5㎛帯）レーザダイオードを開発した。レーザセンサに用いれば、市販40Wクラスで130m程度の検知距離（再帰反射板使用時）が、159mまで拡大するだけでなく、衆人環境においても安全に使用することが可能となる。

メレスグリオ（株）

レーザーEXPO　No. B-2

豊富なラインナップの固体レーザ

豊富なラインナップの固体レーザを展示した。例えば488nmの固体レーザシステムは、コンパクトな筐体で装置組み込みに適しており、10～50mWを安定的に出力するオートパワーコントロール機能を備えている。またファイバ一体型の半導体励起固体イエローレーザは、561nmにおいて15mWまでの安定した出力を実現する。