2波長で色収差が補正されている色消しレンズ。通常、C線とF線に対して色収差が補正され、2枚以上のレンズを組み合わせて実現される。張り合わせレンズでは、材料の異なる凸レンズと凹レンズを組み合わせる必要があり、クラウンガラスの両凸レンズとフリントガラスの平凸レンズから構成されているものが一般的で、設計も容易である。レンズを離して配置する場合には、同じ材料の凸レンズでもよいが、接眼レンズなど、用途が限定される。補正した2波長以外の波長では、色収差が存在し、これを残存色収差と呼ぶ。アクロマートレンズの場合には、波長に対する焦点位置のずれが2次曲線になることから、2次スペクトルと呼ばれる。
<用語解説>
アクロマートレンズ Achromat Lens
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