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<用語解説>

反射増加膜 High Reflectio Coating

 光学材料基板の表面反射を増すためのコーティング。一般に反射膜は、基板表面にAl(アルミニウム)、Ag(銀)、Cu(銅)、Au(金)などの金属膜をアモルファス状態で成膜して作成する。それらの可視光全域での反射率は、Ag(銀)で97%以上である他は、高くない。そこで、金属単体の反射率をさらに増すために、金属膜の表面に誘電体の多層膜を成膜、増反射機能をもたせることができる。一般に、高屈折率材料として、TiO2、ZnS、低屈折率材料としてSiO2、MgF2などが用いられ、高屈折率材料と低屈折率材料を交互に積層することで反射率を増加させる。

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