光を照射することでモノマの連鎖重合による分子量の増大を起こして硬化する樹脂。製版材料、フォトレジスト、塗料、インキ、電気・電子材料など、広範囲で利用されている。紫外線の照射で短時間で硬化する紫外線硬化型樹脂が代表的であり、レンズ、プリズム、ミラー、光ファイバなどの接着に広く利用されている。一般に、光硬化型樹脂にはアクリル樹脂が使用されているため、他の樹脂に比べ対侯性、耐熱性が劣っている。最近では、これらに優れる光硬化型ポリイミド樹脂なども開発されている。また、波長400 nm以上の光で硬化する可視光硬化型樹脂も開発されているが、紫外線に弱い材質や素材自身が紫外線を透過しないものの接着が可能、人体への影響が少ない、照明装置の調達が容易であるなどの特長がある。一方、汎用の光源を使用した場合、硬化時間が長い場合がある。
<用語解説>
光硬化樹脂 Light Curing Resin
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