月刊OPTRONICS

【From Editor's】
日本が抱える問題の一つに、少子高齢化による労働者不足があります。また、新型コロナウイルス禍にあって海外からの就労者の確保も難しい状況にあります。この人材不足の影響は、農業分野にも及んでいます。この問題解決に向けては、省力・省人化を図る“スマート農業”の実現が求められています。12 月号特集ではスマート農業の実現に向けた光技術の役割と可能性について取り上げます。光技術×農業は現在、国プロでも取り組まれており、重要な開発分野の一つとされています。

光を利用した先端農業特集に向けて

（国研）理化学研究所　和田 智之
慶應義塾大学　神成 淳司

農業生産のための植物診断ロボット

豊橋技術科学大学　高山 弘太郎

光量子を用いた次世代農業技術の開発

（国研）理化学研究所
小川 貴代，齋藤 洋太郎，小田切 正人， 坂下 亨男，斎藤 徳人，松山 知樹，和田 智之

農業食料工学に資するテラヘルツ分光

京都大学　小川 雄一

近赤外分光法を利用した光センサー技術の動向

（国研）農業・食品産業技術総合研究機構　源川 拓磨

緑色光を用いた植物の病害防除技術

（株）四国総合研究所　工藤 りか

陰陽師の名を継ぐ最先端の望遠鏡
─東アジア最大の主鏡が捉える宇宙とは

京都大学　長田 哲也

光エレクトロニクスのシミュレーション技術
第33回　電流連続方程式

波多腰 玄一

学びなおしのアナログ電気電子回路
最終回　雑音 -その2-

東京工業大学　松澤　昭

ひかり探究
第26回　収差（?）

（株）オプト・イーカレッジ　河合　滋

若手研究者の挑戦
第60回　 自然な光を用いる瞬間 カラー多重ホログラフィーと蛍光顕微鏡応用

（国研）情報通信研究機構　田原　樹

		図1　自然な光を用いる瞬間カラー多重ディジタルホログラフィーの概略。(a)光学システム。(b)計算コヒーレント多重方式の概略。
		図3　実験結果。(a)記録されたホログラム。(b)テストターゲットの合焦像。(c)フィルムの合焦像。矢印は黒線の書かれた個所を示す。
		図5　蛍光顕微鏡応用の実験結果。(a)-(d) 波長618 nm，(e)-(h) 波長545 nmの光波における再生像。(a),(e)から見て深さ差 (b),(f) 3μm, (c),(g) 6μm, (d),(h) 9μm。赤，緑色の円内に試料の像。

・ 徳島大学，新型コロナウイルスの不活化と深紫外光量の定量化に成功
・ 板橋オプトフォーラム，ハイブリッドにて開催
・ 米シグマラボが3Dプリンター向け
　リアルタイム欠陥モニタリングシステムの日本市場への販売を本格化へ
・ 光材料・応用技術研究会が設立30周年記念講演会を開催

レーザー光学とレーザー用光学部品の基礎
第10回　表面品質

エドモンド・オプティクス・ジャパン（株）

発明・特許のこぼれ話　第156回　高機能繊維とヒートテック

熟成考房舎　鴫原 正義

ひかりがたり　第93話　どこでもマスク

月谷 昌之介

論調 〜海外技術誌を読み解　Vol.39　 まずは地熱発電から

井筒 雅之

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特集「新常態で社会実装が加速する非接触・タッチレス空中 インターフェイス（仮題）」

▼総論 ……………………………………………………… 宇都宮大学　山本 裕紹
▼空中ボタン操作によるタッチレスソリューション
　　 ……………………………………… 日立オムロンターミナルソリューションズ(株)　飯田 誠
▼静電センサー利用のタッチレスインターフェイス … アルプスアルパイン(株)　藤由 達巳
▼エッジAI利用のジェスチャー入力 …………………… ディープインサイト(株)　久保田良則
▼レンズアレイ利用の空中画面 ………………………… ライト&イメージ　石川　大
▼非接触・エアータッチパネル ………………………… (株)博報堂プロダクツ　川野健作

(都合により，内容に変更のある場合があります。)